2010年03月29日
アンチエイジング化粧品の秘密
1950年代に始まった第1次化粧品公害は、合成界面活性剤の乱用が原因でした。素肌につける乳液やクリームに数種の合成界年活性剤が3〜6%も添加されていたのですから、肌を守るバリヤがこわれて当然です。
消費者団体が応援した化粧品でさえ例外ではありません。それどころか合成界面活性剤の一部を保形剤と称して隠したのです。
「柿の葉会」は1955年頃から皮膚のバリアの重要性を唱え、バリアをこわす原料には厳しい批判を加えてきました。
今でこそ有識者は化粧品中の合成界面活性剤を批判していますが、世界で初めてこの原料に着目したのは「柿の葉会」です。更に、合成界面活性剤が化粧品中の異物を皮内に浸透させ、肌の健康を害すると警告したのも「柿の葉会」です。
現在、新化粧品メーカーから大手メーカーまで、アンチエイジング化粧品を一斉に導入していますが、この化粧品は、「皮膚のバリアを無視した欧米の化粧品」を真似たものです。数日で小ジワが消えるのは、合成界面活性剤と合成ポリマーを大量に使っているからです。アンチエイジング化粧品は第1次化粧品公害を優に上回る、皮膚のバリア機能にダメージを与えるコスメであり、新たな化粧品公害を引き起こしてしまいます。
「欧米のスキンケア」は、シワになったら肌を水で膨らませる、肌が荒れたら樹脂ですべすべにする、シミになったら漂白。合成洗剤の原料も、肌に水を吸わせるから保湿剤でありスキンコンディショニング剤。という思想です。日本人が肌の健康を守るための「肌の手当」とは全く違います。
化粧品は、女性の方が一生涯お付き合いするとっても大切な親友です。貴女は親友のことをどれくらいご存じですか?肌のしくみと、お肌と化粧品の関係を知ることが、化粧品選びの第一歩です。貴女の10年後の素肌の為に・・・
化粧品資料情報室【シオカ科学
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※肌が弱かったり荒れてしまっていてはメイクもうまくノリません。ゼノア化粧料は、肌が持つ本来の機能を回復し、皮膚を丈夫にするという目的で作られています。
2007年08月23日
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化粧品業界の疑似科学を信じてはいけない●まえがき・・・・・5
本文に出てくる主な用語・・・・・21
◎序章 皮膚と化粧品の予備知識
化粧品には表皮の表面に塗るもので、皮膚の中に染み込ませるものではない、という前提があります。強引に皮膚に水を注入させ、皮膚を膨張させれば目尻のシワは簡単に消せます。しかし、モノの出し入れを続ければ続けるほど、皮膚のバリア機能は壊れていきます。皮膚には壊れた組織を回復させる再生力もありますが、こんなことを何年も続けていたら、その力も尽きてしまいます。
角質層の表面が荒れているときや、傷などができて組織がむき出しになった場合は、その部分に化粧品が必然的に染み込んでしまうこともあります。本来、化粧品はそういう傷ついた部分を固い壁に変えて補強すべき商品なのです。
こういう知識は基本的な皮膚のしくみからしか知ることができないのです。
○皮膚のしくみ・・・・・36
・表皮は体を守る壁である・・・・・36
・表皮は異物の侵入を防ぐ壁である・・・・・38
○化粧品の歴史・・・・・40
・法制度からみる化粧品・・・・・40
・医薬部外品(薬用化粧品)の全成分表示・・・・・44
◇序章のまとめ・・・・・45
1.化粧品は皮膚の表面に塗るもの、皮膚の内部に浸透させてはならない。
2.表皮は真皮を守る壁であり、異物の侵入を防ぐ壁である。
3.表皮は早死にすべき細胞であり、若返らせるものではない。
4.全成分表示制度は、危険になった化粧品から体を守るための制度である。
◎第一章 キッズコスメは必要か
化粧品が皮膚に染み込んではならない理由を説明してきました。化粧品が皮膚に染み込まないように皮膚を守っているのは皮膚のバリアです。もちろん、それにはメイク化粧品も含まれます。
しかし子どもの皮膚は未完成で、そのバリアも当然未完成。お化粧は思春期という皮膚の完成期を過ぎ、さらに数年の間、外気にさらし、皮膚の壁を十分に完成させてから始めるのが正しいのです。
このようなことを頭に入れて、キッズコスメはどうあるべきかを考えてみましょう。
お母さん方は、子どものお化粧を止めることができないのなら、その成分表からできるだけ皮膚の環境をこわさないコスメをお子さんにすすめてあげればいいのです。
化粧品を使いはじめる年齢が低ければ低いほど、顔の老化はどんどん進みます。
○バリアをこわす化粧品を若いときから使ってはいけない
・子どもだってお化粧したい・・・・・48
・中学1年のとき美白化粧品でケアしはじめたら・・・・・51
○子どもの皮膚は未完成・・・・・56
・子どもの角質層は大人の半分の暑さしかない・・・・・57
・新陳代謝の早いことが唯一の救い・・・・・58
・子どもに化粧品を研究させてみたら?・・・・・60
○キッズコスメは安全な成分で作られているものではない・・・・・63
・法定色素は危険な成分・・・・・63
・窒素化合物にご注意を・・・・・67
○皮膚の成長を考慮した成分を・・・・・68
・口紅の油をクリームに転用しないで・・・・・69
・20代初期までは環境の変化を与えないで・・・・・70
◇第一章のまとめ・・・・・73
1.皮膚に異常を感じたら、化粧品は一切つかってはいけない。
2.お化粧デビューが早いほど肌の老化は早くなる。
3.法定色素(赤〜、青〜など)は子どもには使えない。
4.毒性の強い窒素化合物を使わせてはいけない。
◎第二章 化粧品にまつわるウソ・ホント
化粧水も乳液もクリームも、皮脂の代用品として発達してきました。動植物油をそのまま塗った原始時代から始まり、古代エジプトの香油も、紀元前150年ごろギリシャで発明されたコールドクリームも、近代世ヨーロッパで開発されたバニシングクリームも、成分的には皮脂に近づいてきたのでした。化粧品は添加する特殊な成分より、化粧品の基剤そのものが重要であることはこういう歴史が示したいます。
しかし販売競争の激化がそうさせたのか、今、各メーカーは皮膚を老化させるアンチ・エイジング化粧品(?)や美白化粧品の宣伝に熱中しています。消費者の購買意欲をかき立てるためのキャッチコピーやPR、そして原料メーカーが化粧品業界に売り込む成分の独善的効能などが氾濫して、業界も消費者も全員が混乱し美容の基本を見失っているのが現状です。
本章では、彼らが消費者に与えている情報がいかに矛盾に満ちたものであるかあるかを論証します。乾燥肌や老化肌で苦しむ女性の年代が年々低下しているのはこのためではないですか?現代女性の皮膚の異様な老化は化粧品の暴走の結果としか考えようがありません。
○皮膚のエコロジーを破壊する化粧品・・・・・76
・皮膚のエコロジーとは・・・・・76
・皮膚のエコロジーからみたクリーム・・・・・79
・皮膚のエコロジーをこわすジェル・・・・・82
・合成界面活性剤の乱用が深刻になっている・・・・・90
○科学情報に弱い現代人・・・・・92
・酸化防止剤は壁の中でやりなさい・・・・・93
・有効成分や植物エキスはバリアをこわさないと入らない・・・・・97
・聞いたことがある?「イン・ビトロ」「イン・ビボ」・・・・・99
・皮膚に染み込む化粧品の正体・・・・・105
・大メーカーの社会的責任・・・・・106
・シワが消えたのはQ10のおかげではない・・・・・108
○国民をミスリードする大会社とマスコミ・・・・・111
・メーカーの意見だけで記事を書く記者・・・・・111
・墓穴を掘ったアンケート結果・・・・・115
・いったい何を信じればいいのか・・・・・119
・決着を報道して初めて仕事を全うするのでは?・・・・・123
○流行の化粧品はみんな欧米から入ってきた・・・・・128
・流行している化粧品の中身・・・・・128
・欧米の「スキンケア」にだまされないで・・・・・132
・化粧品に付随する各業界の思惑・・・・・134
◇第二章のまとめ
1.肌が求める原料(油剤)を使っているクリームを選ぼう。
2.ジェルは化粧品ではない。肌にラップやビニールが貼りついているのと同じ。
3.乾燥肌、老化肌の最大の原因は界面活性剤の乱用である。
4.コラーゲン、プラセンタ、コエンザイムQ10・・・浸透させるほど肌は老化する。
5.化粧品の広告は信じてはならない。大企業の広告も同じである。
◎第三章 皮膚のしくみに反した現代化粧品
皮膚は生体の一部です。しかし、生体だからといって、生きているとはかぎりません。牛の角や象の牙が生きていると思っている人はいないでしょう。
表皮の角質層も生きていません。角質層も髪も死んでいます。生きている細胞には細胞核という生命体の本拠がありますが、角質層や髪(毛幹)の細胞には細胞核が消滅しているのです。角質層は細胞核が消え、死んで固化しているから皮膚の壁たりうるもの。化粧品はその角質層の表面に塗るものです。
また、角質層にはすべての物質の侵入を拒否するバリアがあります。皮膚が健康なら化粧品は浸透できるはずがありません。
角質層の近くに水分が多いと健全な角質層が形成できません。化粧品製造には欠かせない常識なのです。これらの性質は生物の進化とともにヒトの皮膚に付随してきたものです。
以上の皮膚の機能を妨害することは、皮膚の健康を害することでしかありません。水で皮膚を膨張させ、ポリマーや脂質で皮膚に光沢を与えても、それは逆に皮膚を老化させる誘引となるだけです。
○はじく皮膚、吸収する粘膜・・・・・140
動物も植物も体型はチューブ・・・・・140
薄いゴム風船に水を溜め込んで生きている・・・・・143
バリアは皮膚にはあるが、粘膜にはない・・・・・144
自然化粧品だなんて、とんでもない幻想だ・・・・・146
○表皮を生き生きさせてどうするの?
・化粧品からどんどん油が減っていく・・・・・148
・ケラチノサイトを忘れたのか、知らないのか・・・・・151
・新陳代謝の衰えた表皮は、はがして捨てよう・・・・・154
・表皮は角化させるのが正しい・・・・・157
○皮脂というクリームのでき方・・・・・160
・皮脂には安全な量の界面活性剤が存在する・・・・・160
・本来のクリームが作られていない・・・・・163
◇第三章のまとめ・・・・・166
1.体内物質の漏洩(ろうえい)と異物(化粧品も)の侵入を防ぐのが皮膚の役目。
2.「自然のものは体にいいから化粧品も自然の原料で」というリクツは皮膚と粘膜のしくみがわかっていない証拠。
3.表皮に水を浸透させたら角質層が弱くなる。これが不全角化(パラケラトーシス)
4.健康な肌を維持するには水だけでもダメ、油だけでもダメ。
5.皮脂の構造と似た成分のクリームを使おう。つけ心地だけで選ばないこと。
◎第四章 植物が安全だなんて誰が決めたのだろう
植物なら安全だという思想はどこから生まれたのでしょうか。おそらく1950〜1980年代の石油合成化学物質による公害に人々が苦しんだからでしょう。石油化学に対する反発が自然環境への愛着を高め、植物を代表とする自然志向を生み出したにちがいありません。
しかし、自然はもともと弱肉強食の世界です。植物にも敵を攻撃する毒や自衛のための毒があります。そのため毒性の低い食用植物として、古きものは数千年かけて育成したのが野菜です。そしてその野菜でさえ、すりつぶして顔に塗ると皮膚を過敏にしたり、光毒性を生じさせるなど、皮膚に安全とはとてもいえないものなのです。
植物エキスが安全だというのはどうもおかしいと気になって調べてみたら、案の定というべきでしょうか、植物だから安全というのはまったく根拠のない迷信であるような気がしました。一般には薬草と毒草に区別されているようですが、その境界は互いに錯綜して、どちらかに決めることは不可能とも思えます。
植物を食べた場合、体には解毒作用があります。しかし、皮膚にはありません。ですから、たとえ皮膚から入った異物は体内にまわりにくいといわれているとしても、化粧品の場合も注意すべきなのです。
○植物エキスを使える皮膚と使えない皮膚がある・・・・・168
・化粧品の目的は皮膚の健康を守ること・・・・・168
・植物エキスに薬効はあるのか・・・・・169
・植物エキスを使える人と使えない人・・・・・175
○薬や毒の起源は植物である・・・・・175
・医薬品の起源は植物・・・・・175
・植物成分を開発するのは安全だからではない。消費者が安全だと思っているからだ・・・・・178
・植物毒は植物の自衛から生まれた・・・・・179
・クマリンという植物毒・・・・・182
・食べられる野菜なら安全?・・・・・185
○使わない方が安全なエキス・・・・・186
・アントラキノン(肝臓障害、発ガン性の指摘も)
・フロクマリン(光毒性〜シミ誘引物質)およびクマリン(日光疹および日光接触性皮膚炎、ヒト発ガン性)・・・・・187
・その他の毒のある植物・・・・・191
・手作り化粧品に使われる身近な植物(皮膚炎)
・おすすめエキスは基本的なものだけに・・・・・194
◇第四章のまとめ・・・・・196
・1.植物エキスは薬効より毒性に注意すべきである。
・2.アンチ・エイジング化粧品や美白化粧品を使っている人には、植物エキスは危険な成分。特に石けん洗顔できない人は避けるべき。
・3.植物エキスの安全性は、ほとんどが確認されていない。
・4.植物エキスの中には、シミを誘発したり肝臓機能障害・発ガン性など毒性物質を含むものが少なくない。
◎第五章 界面活性剤を再考する
界面活性剤は化粧品の製造に必須の成分ですから、どんな参考書にも解説されています。念のために簡単に解説してから、界面活性剤について一般の参考書がふれていない重要な問題について考えてみましょう。
本章では合成界面活性剤という呼称を使わず、あえて界面活性剤と書いたところがあります。読者は混乱なさるかもしれませんが、僕の試みに一時ご協力ください。本章だけです。しかし心の中では「合成界面活性剤」とお読みになってもけっこうです。
本章を最後までお読みいただければ、僕がなぜ「合成」を省いたかが、おわかりになるかと思います。
○界面活性剤の解釈が混乱するのはメーカーのごまかしのせいだ・・・・・198
・バカの一つ覚え「石油から合成する界面活性剤が悪い」・・・・・198
・合成界面活性剤を界面活性剤にすべきだと思う理由・・・・・202
・界面活性剤は化粧品成分の王様・・・・・205
・アメリカの事典が虚業集団のよりどころ・・・・・207
○新しいタイプの界面活性剤の出現・・・・・208
・化粧品を完全に抜いた肌が本当の素肌・・・・・208
・水溶性ポリマーが界面活性剤の力を底上げする・・・・・211
○界面活性剤の諸問題・・・・・214
・油が存在しないと界面活性剤の毒性が増加する・・・・・215
・天然か合成かなど関係がない。界面活性剤であることが有害なのだ・・・・・216
・化粧水に界面活性剤が水の浸透剤として使われていた!・・・・・219
・ハイドロトロープの翻訳者に座布団一枚!・・・・・220
○アミノ酸、コラーゲン、ケラチンを使っていれば安全? とんでもない!・・・・・222
・これだけあるアミノ酸系界面活性剤・・・・・222
・コラーゲン・ケラチンへの幻想・・・・・224
◇第五章まとめ・・・・・227
1.界面活性剤は原料で安全性を判断してはいけない。
2.皮脂や角質層の脂質を流失させるのが界面活性剤の毒性。
3.界面活性剤は濃度、併用する種類、親水力などで危険性が異なる。
4.石けんという界面活性剤が安全なのは、皮膚上で無力化するからである。
5.水溶性の合成ポリマーは懸濁剤型の、新種の界面活性剤である。
6.素肌とは化粧品を抜いた肌のこと。一週間以上、化粧品なしで過ごした後、鏡に映った肌があなたの本当の素肌である。
◎第六章 医薬部外品の疑義
医薬部外品という名の化粧品があります。普通の化粧品と違って、シミ、シワ、ニキビという美容疾患の名称や育毛という魅力的な言葉を普通の化粧品より自由に使うことができます。
また「医薬」という名称を消費者に印象づけることで販売合戦に圧倒的優位に立つことができます。誰だって化粧品と医薬部外品とでは成分が違うと思うでしょうが、医薬部外品は薬用化粧品という化粧品です。化粧品と同様に医薬品も毒物指定の毒も使うことはできません。成分が同じなのです。
医薬部外品には、ビタミン剤含有保健剤や殺虫剤なども含まれていますが、本書では医薬部外品の中の薬用化粧品だけを取り上げます。
同じものに差をつける許認可権を官庁が握るのですから、これは明らかに利権問題だと思わざるを得ません。こっそり特殊法人を作り続けて「外部に漏らすな」というお触れをまわしている組織だから「さもありなん」と僕は考えています。
○医薬部外品の社会的問題・・・・・230
・医薬部外品の存続は「業界の要望」・・・・・230
・美白化粧品の推薦は不満のガス抜きか?・・・・・233
・化粧品との差がついた「医薬部外品の安全性」・・・・・234
・外国の化粧品が日本に来たら?・・・・・236
○やっと始まった全成分表示が自主基準とは!・・・・・239
・化粧品は規制、医薬部外品は自主基準(自主規制)・・・・・240
・表示名称を変更し、表示は順不動・・・・・241
・薬用化粧品の特権・・・・・244
○同じ成分なのに効能があるようにみせるからくり・・・・・249
・以前は養毛剤という単なる化粧品だったのに・・・ ・・・・・250
・制汗剤も育毛剤同様、化粧品と同じ・・・・・253
・美白化粧品の疑惑・・・・・256
・薬用化粧品(医薬部外品)の危険性・・・・・258
○外国の良識 日本の非常識・・・・・260
・消費者に何のメリットもない医薬部外品・・・・・261
・アメリカとEUの場合・・・・・263
・フランスと日本の近隣諸国の場合・・・・・264
◇第六章まとめ
1.医薬部外品(薬用化粧品)は世界で日本にしかない化粧品。
2.医薬部外品と化粧品は中身が同じ。広告の表現規制が違うだけ。
3.化粧品は薬事法で全成分表示に規制。医薬部外品は業界の自主規制。
4.医薬部外品と化粧品の成分表示のルールは違うので、チェックする際は要注意。
5.外国の化粧品を医薬部外品として売るときはノーチェック。
6.使用成分の範囲が決まっている医薬部外品のほうが安全に思えるが、効果を出すために大量の合成界面活性剤が使われている商品であることを忘れてはならない。
○おわりに どういう化粧品を使えばいいのか?・・・・・268
・「成分を開示しているのだから責任はない」という論法・・・・・268
・正しい情報は探せば見つかる・・・・・269
・自分の肌は自分で守るしかない・・・・・272
右向け右! カロチンかカロテンか○あとがき・・・・・272
付録 成分名チェックリスト・・・・・276
※素肌とは、化粧品を抜いた肌のことです。あなたは、1週間以上、化粧品を使わずに、友人知人の前で、素肌をさらす自信がありますか?
創業74年 日本唯一のスローコスメ 「ゼノア化粧料本舗」
2006年11月13日
ある忘れられない美容相談
「合成界面活性剤を添加していないという化粧品を使い出したら、1週間ぐらいでシワが出てきた。10日目にはひどいシワになったので、前に使っていた美容液をつけたら1晩でシワが消えた」
この美容相談はメールで頂いたものです。
この女性は合成界面活性剤で皮膚のバリアをこわして皮膚に水を注入してきました。注入した水はそのままだと蒸発してしまうから、シワを目立たなくするための保湿化粧水は、合成界面活性剤のほかに閉塞剤(フタ)も配合して蒸発を防いでいます。
皮膚に水を閉じ込める閉塞剤には合成樹脂などが用いられています。皮膚がふくらんですべすべしてシワが目立たなくなるのがこの化粧品の特徴といえます。
皮膚に水を保持させられる時間は数日。数日たつと閉塞剤がなくなり、化粧品の水が一気に蒸発します。
こういう無茶をしていると皮膚は老化し、シワがひどくなっていきます。
皮膚に水分を入れるのは、見かけをよくするためだけです。そして石鹸も使えない乾燥肌になり、老化をすすめているのです。
見かけをよくして皮膚が健康になったと女性に錯覚させるのはおかしいのではないでしょうか?
あなたはどう思いますか?
2006年10月28日
危険な界面活性剤、約800種類を掲載
化粧品の販売員に「お肌の測定をしてみませんか」と声をかけられて、「水分が不足しています」「60歳の肌みたい」などと言われて保湿化粧品を勧められたことはありませんか?
豊胸手術のように水を注入して皮膚をふくらませるのが今日の保湿化粧品。この文化は欧米からきています。
保湿化粧品が水を皮膚に浸透させると、皮膚の水分が増加しますが、これはみずみずしく見せかけた人工の皮膚にすぎません。
5〜10日間化粧品を使わずにいると、水の補給が絶たれ、水が蒸発し、皮膚がカサカサになってしまいます。残念ですが、この皮膚があなたの本物の皮膚です。
困ったことに、このように人為的に水を入れていると、皮膚のバリアが完全に壊れてひどい乾燥肌になり、老化が進行してしまうのです。
たった数日でシワが消えたり出たりするはずはありません。
これは物理的にふくらませただけなのです。
意図的に化粧品で皮膚の水分を増やすとどうなるのでしょうか?
口腔や食道、胃、腸、肛門にいたる内皮(粘膜)は乾燥させられないところです。だからいつでも口を閉じることができるし、肛門は閉じたままで、皮が死んでケラチンという硬いタンパクにならないようにできています。こういう状態をパラケラトーシス(角化)不全といい、粘膜はこの状態で健康なのです。
ところが、皮膚の表皮は違います。歳をとると新陳代謝が遅くなりますが、表皮は年中入れ替わっています。表皮表面の角質は細胞が死んでケラチンの壁になったものです。
表皮は生まれた瞬間から老化しはじめ、顆粒細胞という仮死状態を経て角質というミイラとなって、脂と協力して体の水分が蒸発しないようにふせいでいるのです。
表皮細胞(ケラチノサイト)は、まさに早く死んで硬い角質になるための組織なのです。
表皮に重要なことは、水分をたくさんふくませてやわらかくすることではなく、表皮組織の新陳代謝の速度をゆるめず常に新鮮で丈夫な角質を維持することです。
表皮に水分を入れれば入れるほど表皮の細胞はいつまでたっても細胞核を失うことができず、角化ができなくなります。
表皮が生命力を得たら表皮の新陳代謝は衰え、角質は虚弱になり皮膚のバリアはこわれてしまいます。
お肌に一番大切なことは、皮膚の新陳代謝をよくして、常に新鮮で丈夫な角質を維持させることではないでしょうか?
あなたは、勘違いしていませんか?
皮膚のバリアを壊して、乾燥肌や老化肌の原因となるのは、親水性の強い界面活性剤です。最新の柿の葉ニュース24号で、約800種類の該当する界面活性剤を掲載しました。
なぜ、親水性の強い界面活性剤が化粧品に盛んに使われているのかご存知ですか?
1.シワ、目ジリの小ジワ隠しに利用されています。
親水性の強い界面活性剤は、特に皮膚のバリアをこわす力が強いのが特徴です。その為に、バリアを壊して皮膚を水でふくらませるために利用されています。例えば、
1.アンチエイジング化粧品
2.リフトアップ化粧品
3.その他多種の基礎化粧品
4.クレンジング類
などにです。
2.美容液や化粧水・美白化粧品にも使用されています。
短期間、または一晩で皮膚をふくらませるために、美容液や化粧水にまで配合する例があります。これら液状の化粧品を振って泡立ったら成分表をチェックすべきです。美白剤(漂白剤)を皮膚に浸透させるためにも用いられています。
3.アミノ酸系界面活性剤は、親水性の強い界面活性剤が特に多くあります。
感触のいいせいか、宣伝しやすいせいか、アミノ酸起源の界面活性剤が好んで使用されています。しかし、アミノ酸系の界面活性剤は親水性が強いのが特徴です。
アミノ酸が酸性というのは間違いです。アミノ酸の分子には、酸性を示すカルボキシル基という部分と、アルカリ性を示すアミノ基という部分がついているのでアミノ酸と呼んでいるのにすぎません。
酸性のものも、アルカリ性のものもあります。
また、アミノ酸系の界面活性剤は親水性のものが多く、したがって皮脂を流失させ、皮膚のバリアを壊す危険なものが多いのが特徴です。
ちなみに、アミノ酸系ほどではないにせよタンパク系の界面活性剤も親水性の強いものがあります。
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2006年09月23日
ナノテク化粧品は安全か?
商品化が始まったナノテクノロジー
最近、「ナノ」という名前のついた商品をよく耳にするようになりました。「ナノ」とはものの大きさの度合いを表す言い方の一つで、「10億分の1」を意味します。人の髪の毛の太さが8万ナノメートルほどですから、ナノテクロージーは、ウイルス(インフルエンザウイルスが約80ナノメートル)や分子や原子のサイズで物質を加工する超微粒子技術といえます。
今まで使っていた粒子をナノサイズにすると、成分としては同じなのですが、その物理的・化学的な性質がいろいろと変化し、質量あたりの表面積が非常に大きくなって反応性が高くなります。
ナノテクノロジーの応用が見込まれている領域は医療・医薬品や環境計測から食品加工までじつに幅広く、すでにタイヤなどのゴム製品、空気清浄機などの電気製品、水や汚れをはじく衣料品などで実用化されています。ナノテクノロジーは21世紀の技術革新の中核を担うとみなされていて、各国が巨額の資金を投じて国家プロジェクトを組み、企業や大学が激しい研究開発競争を繰り広げています。
ナノ化粧品にはどんなものがあるか
現在もっとも一般に普及しているナノ製品が化粧品です。企業によっては、「ナノ」の言葉を商品名に使うところもあれば、使わないところもありますが、「高いUVカット効果」「高い透明感」といった宣伝文句があれば、たいていナノ化粧品であると考えられます。その種類は大別すると下記の表のようになります。
1.有機成分(美容成分)のナノサイズ化、ナノ加工など・・・美容液など
○高圧乳化技術(化粧品の成分粒子を30〜100ナノの大きさに加工
○ナノカプセル(リン脂質などで作られた超微粒子のカプセルに有効成分を配合)
2.無機成分のナノサイズ化、ナノ加工など・・・日焼け止め、ファンデーションなど
○ナノサイズ粒子(例えば酸化チタンや酸化亜鉛を用いた日焼け止め)
○混合の困難な材料のナノレベルでの組み合わせ
○粒子の表面加工、コーティング
○その他
3.その他
○ナノサイズクレンジング
ここでは、人体への影響の点で一番問題視されている酸化チタン、酸化亜鉛を用いた商品をとりあげてみます。化粧品が塗布されるのは皮膚ですが、皮膚は人体最大の臓器(大きさは畳約1畳分、厚さ1.5〜4o、重さ約3s)です。体温調節、触感・温感・痛みなどのセンサー、そして主に角質層によって水分を保持し、有害物質やウイルス・バクテリアへのバリアになるといった重要な役目を担います。免疫システムと精妙に関係していることも最近わかってきました。しかし、皮膚がいかに優れたバリアであっても、皮膚自体を傷つけたり、皮膚から浸透して体内に取り込まれてダメージを与えたりする物質が数多くあるのは言うまでもありません。
本来そうしたおそれのある物質は化粧品に用いるべきではないのですが、合成界面活性剤(洗浄作用や水と油をなじませる乳化作用のため)、保存料・酸化防止剤・防腐剤、着色料、紫外線吸収剤、溶剤(肌への浸透のため)などに、有害性の疑いの強い種々の物質が今もなお使用されています。
では、酸化チタンや酸化亜鉛がナノサイズになることでもたらされるおそれのある新たな危険とは何でしょうか。
主に日焼け止めに配合 浸透性と高い反応性
この二つの物質は主に日焼け止めに配合されています。例えば酸化チタンは白色顔料の成分として使われるものですが、それを可視光の波長より小さなナノサイズ(10〜30ナノメートル)にすると、受けた光を小さく分散し、反射の度合いが低下します。仕上がりが白っぽくならず、写真撮影でフラッシュを使っても白浮きが抑えられます。また酸化チタンは、高いエネルギーを持った紫外線を吸収して、自分自身は変化しないのですが、周りの他の物質の反応を促進するという性質があります。臭いの元や有害物質を分解したりする「光触媒」として利用されるのはこの性質のゆえですが、化粧品ではこの紫外線の吸収力が生かされるわけです。さらに、粒子のサイズが小さいために乳液のようなさらっとした塗り心地であることも特徴です。
しかし、よいことばかりではありません。ひとつは、粒子があまりに小さいので、皮膚のバリアを通過して体内に取り込まれてしまうのではないか、そうなるとめぐりめぐって肺の毛細血管や脳に蓄積したりして病気を引き起こし、免疫細胞に取り込まれて細胞を異常にするのではないか、といったおそれが出てきたことです。もっとも、これまでの研究では酸化チタンが皮膚を通過したことを明確に示すものはなく、皮膚の表面の角質層にとどまるとされています。
一方、ナノサイズの酸化チタン自体に神経毒性があるらしいことが最近報告されています。
合成界面活性剤が角質の表面張力を低下させ経皮吸収を促進させることはすでに知られていますが、酸化チタンがそれと一緒に用いられることで、どういう挙動を示すのか、はっきりしたことはわかっていないことが気がかりです。
また、酸化チタンは、紫外線を吸収すると同時に、回りに酸素があればそこから電子を奪って活性酸素という非常に反応性の高い物質に変化させてしまうのですが、こんなことが皮膚で起こると大変です。そこで酸化チタンの表面をシリカなどでコーティングして、有害な活性酸素(発ガンとも関係が深い)の生成を抑えることが重要になります。しかし、このコーティング技術は必ずしもどのメーカーでも安定しているわけではないのです。
なぜ日本はナノの表示がないのか?
安全であるとの確証が得られていないのに、効果だけを売りに一気に広まっているナノ化粧品。ところがナノ粒子を吸入させる動物実験で、体内の器官にそれが取り込まれ悪影響を与えるかもしれないことを示す研究がいくつか出てきています。
2006年5月17日、それを受けてグリンピースや地球の友など八つの環境団体がナノ粒子を用いた日焼け止めの市場からの引き上げをアメリカの食品医薬局に要求しましたが、じつは日本の化粧品にはナノテクノロジーが使われているいるかどうかの表示がありません。しかも成分なる前の原料の段階で何がどう加工されたか消費者が知ることは大変困難です。
私たちは、まず化粧品メーカーに「なぜナノの表示(成分や加工技術)をしないのですか?それを知るのは消費者の権利です」と突きつけていくことから始めなければならないでしょう。
日本消費者連盟発行:消費者レポート第1343号から転載
2006年08月28日
保水(保湿)をするということ
炊事や洗濯を長年してきた人は、自分の手の甲を見て下さい。皮膚が萎縮し細かいシワができて、クリームでもぬらないかぎり乾燥していると思います。
合成洗剤を使ってきた人ほどそうですし、また美容師さんのように職業柄いろいろな原料を何回も使ってきた人の手は角質層どころか爪(アミノ酸組成が角質層とおなじ)まで傷んでいるはずです。
薄いサランラップ1、2枚(100分の2〜3ミリ)の厚さしかない角質層は内部に何重もの脂の層(角質細胞間脂質)をふくみ、表面は皮脂でおおわれています。これが私たちの皮膚を守っている「皮膚のバリア」です。
仕事から帰ってきてシャワーをあびると、体の健康な皮膚はお湯を水滴上にはじきます。つまり、角質層は油紙と言えます。
女性や高齢者は油紙の脂が抜けていますから、クリームで脂を補充します。これがクリームを発明した理由だったのです。でも、今は、脂の代わりに保湿剤をぬって、皮膚に水を吸わせています。
何かおかしいとは思いませんか?
角質層という油紙にはばまれて皮内の水分は蒸発できません。そのおかげで皮膚はみずみずしく潤っています。潤いのもとは自分の皮膚細胞に存在する水です。
自分の皮膚がもつ水を守ろうとせず、その蒸発を防ごうともせず、化粧品の水をすりこんでいるのは、おかしいと思いませんか?
皮膚の表面は油紙なのに、化粧品の水ははじかれずに浸透します。これは脂と水をまぜる合成界面活性剤という薬品のおかげです。
角質層は油紙。油と水をまぜたら油紙は壊れてしまいます。合成界面活性剤は「皮膚のバリア」を壊す、化粧品原料中でもっとも危険な原料なのです。
ところが、化粧品原料の中で、皮膚のバリアを壊す合成界面活性剤+合成界面活性剤を補強するエステル類が、4割を占めるのが現状です。
そして、「アロエの潤い成分が」「角質層には20%の水分が必要だから保水性化粧品」「お肌がしっとり潤います」「目尻のシワをとるパック」「つけたらシワが目立たなくなる」など、肌を潤すという宣伝が私たちの周りで氾濫しています。
今一度、皮膚のためと思って化粧品の水や乳液に期待してきた人は、考え直して頂きたいと思います。日ごろ皮膚に水を入れていると、皮膚の乾燥が進行して、シワが深くなってしまうのです。
新聞紙を水に浸せばしっとりとしますが、水が蒸発すればカサカサになって前よりひどい紙になってしまいます。それと同じで、肌の表面の角質層は紙に似たタンパク質ですから、何年もこのような行為をくり返していると強度を失って、やがて角質層に守られている内側の肌までこわれかねません。
このことから皆さんにぜひ理解してほしいことがあります。合成界面活性剤の作用によって、皮膚に水分を保持させておけば、皮膚は水層というクッションに保護されて気持ちよく、健康を取り戻したかに見えます。しかし、けっしてそうではないことを知ってほしいのです。
酸化防止剤や殺菌防止剤などの単純な毒物より、皮膚のバリアを弱める原料のほうがずっと危険だ、ということを、1955年、世界で初めて指摘したのは、東京美容科学研究所(ゼノア化粧料本舗)です。
以来、約50年間にわたって、合成界面活性剤の毒性を、消費者の方々に訴え続けてきました。化粧品で皮膚を傷める最大の原因は、合成界面活性剤です。
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